カイロタイムズ115号(高解像度)
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(6)2018年11月19日発行 カイロタイムズ 115号 アクティベータ器の研究は、「スピード」、「固有振動数」、そして「伝達率(Trans-missibility)」の研究へとさらに進化していくことになります。「Transmissibility」とは、機械工学でよく使われる用語ですが、「伝達率」、あるいは「力の移動性」というように訳されます。アクティベータ器の研究では刺激振動がどれだけ人体に伝達するのかを表しており、生体振動医療に関係する研究者達は、「伝達率」求、今までのアクティベータ器とは異次元の矯正器具として生まれ変わりました。電動に加えてコードレスであること、人間工学に基づくグリップの持ちやすさや、調整ボタンの操作のしやすさが特徴的です。特に振動刺激を加えた時の患者側の体感は、従来の手動の器具とは異なる伝わり方を感じますし、術者側も器具内部で繰り出されるハンマー巧打による跳ね返りの衝撃はほとんど受けません。 電動のアクティベータ器Vも手動と同様に内部構造はハンマーで金床を叩く仕組みです。動作構造はリニアソレノイドという電磁力を利用した機能部品を使用しています。単に機能部品を使用するのではなく、理想的な波形フォームに近づけるために力の強さ、スピード、持続時間などをコンピュータ制御しています。 私は、パーマー大学の選択科目でアクティベータ・メソッドを履修した際にはアクティベータ器Iを経験し、開業してアクティベータ器Ⅱ、Ⅲ、そして、Ⅳを使い、現在ではVを使っています。手動器具が臨床的に効果がなかったわけではありませんが、やはり、電動のアクティベータ器Vは洗練され使いやすいと感じます。アジャストメントのスピード、周波数、伝達率と科学的な根拠に基づいた研究はカイロプラクティック・アジャストメントの本質を追求した科学的研究の一つであると思います。もしも、私が手による直接のアジャストメントにこだわり続けていたら、このようなアジャストメントの本質もわからないままでいたかもしれません。(次号に続く)を重要なテーマとしており、アクティベータ器の改良においても人体にスムースでクリーンな振動を伝えるための理想的な波形フォームを目指しました。そして、この伝達率に基づいた理想的な波形を含んだ振動器具として電動のアクティベータ器Vが誕生しました。 アクティベータ器Vは、人体へのスムースな振動を伝える伝達率の改良に加えて、臨床における使いやすさも追器具によるアジャストメント ⑤保 井 志 之 DCVol.17の担うところとなる。何も特別なことをするのではなく、臓器が働きやすいようにアシストするだけなのだ。 現代の医療においてホルモン療法や体外受精、人工授精など不妊治療を受けている方は数多くおられるが、上記のオステオパシーの考察をもってすれば、医療機関(西洋医学)での治療を外から続けながら、身体の構造や機能が正常に働くようにすることで、治療の効果を最大限に発揮できる環境を整えるのがOMTを含む代替医療の在り方として望ましいと考える。 夫婦生活を営んでいたら、自然と妊娠すると思われる方が多いかと思うが、実際1年以上経っても妊娠しない夫婦も多くいる。オステオパシーへもぜひ視野を広げてもらい、役立てていただければ幸いだ。 今回で4回目の寄稿文で、実に簡単ではあるが不妊について説明してきた。ここで不妊とは避妊などをせずに夫婦生活を普通に営みながら1年間妊娠の兆候が現れないことをいうが、この場合でのオステオパシー的な考察をしてみようと思う。 産科や婦人科特有とは限らず、オステオパシーの特徴的な思考は以下の3つがあげられる。1.正常妊娠の予定である患者でも固有の力学的・生理学的、生物学的ストレスを持つ。2.身体には、効果的に作用する自由な状態であれば、妊娠のストレスに対して最適の代償を提供する自己調整メカニズムがある。3.オステオパシーのケアは、身体ユニット、構造と機能の相互関係、最適な恒常性の混交という信念と臨床観察に基づくものである。 つまり、不妊治療そのものではないけれども、子宮の状態を良くして妊娠をよりしやすくする。例えば、静脈やリンパの還流を促すことにより、骨盤腔つまりは内性器の血流や腹腔への圧力の正常化を図る。当然、関連する腸管の血流も促され、腹部の血流全体が良くなる。これは妊娠に関わるだけでなく、生理前症候群の軽減にも繋がる。 その他、骨盤を整えることで子宮や卵巣の位置関係としての負担を減らす。内臓マニピュレーションにより内臓の過緊張を軽減したり、各臓器の動きに追従することでその働きを促す方法もあげられる。つまり、構造を整えることにより、機能が正しくその働きを充分に行えるようにするのである。このように、身体が本来持っている機能や調整力が構造的な問題により発揮できないのであれば、それができる状態に戻すのがオステオパシー徒手医療(OMT)妊娠と不妊④ONPO法人アトラス・オステオパシー学院 2008年からスタートした、子ども発達支援センターさんだ(兵庫県三田市)での小児カイロデイも、今年で丸10年が経過して11年目に突入しました! 2006年、てんこ盛り学んだだけの頭でっかち状態でアメリカから帰国し、2007年、そのてんこ盛りを精一杯ぶつけて小児カイロ認定資格を取得し、たくさんの子どもたちに小児カイロを届けたくてうずうずしていた2008年、ふとしたきっかけからセンターさんだにて特別な支援を必要とする子どもたち(Children with Special Needs)に対するセッションが実現しました。 出産時の事故で脳に損傷が残り脳性麻痺と診断されながらも、かわいい笑顔を振りまく男の子や、わずか426gの早産で産まれながらも、実にたくましい成長を見せてくれた、やんちゃな男の子。 ダウン症で発育・発達に困難を抱えながらも、「バレンタインデーのチョコ誰にあげるの?」と尋ねると、顔を真っ赤にして恥ずかしそうに答えてくれた女の子。 自閉傾向と多動(多能と言うべき)で周囲は手を焼いていたが、電車のことを話し出すと止まらなくなる小学生の男の子や、当初は足を床に着けられず、ずっと抱っこで過ごし、小さな物音でもパニックになる重度の感覚過敏だったが、小児カイロを受けて5年で、運動会のよさこいダンスをみんなと一緒に踊れるまでに成長した男の子。 思い出してみれば他にも、さまざまな課題を抱えつつも、とにかく明るく楽しく成長していた子どもたちの姿や声、笑顔が目に浮かびます。そして何より、駆け出しの小児カイロプラクターだった私に、子どもたちと家族が本当にたくさんのことを教えてくれました。 小児カイロのスゴさと大きな可能性、子どもたちの良化の早さ、常に前向きな成長。 小児カイロが取るべき立ち位置と役割。療育分野や小児科医療とのコラボの重要性、 そして、今後の周知拡大に向けて、継続的な山盛りの課題。 丸10年、でもこの道何十年の人に比べたら、たったの10年。小児カイロが、支援を必要とする子どもたちに対する有効なアプローチとして、もっと多くの家族に選んでもらうために、この先20年、30年、40年と、続けれるだけ続けたいと思っています。 今後も難病を抱える子どもたちへ小児カイロの大きな可能性を広めていきたいです。vol.19道のりはまだまだ長い 今年になって、いよいよ、人類と地球は、目に見える物質重視の世界から、目に見えない霊性重視の時代に反転しました。 ドクターガンステッドは、人間の背骨という物質を通して、神経の中を流れる「叡智エネルギー」の伝達を脅威的に改善しました。その根底には、彼の「目の前の人を救う」という魂の強い意志がありました。 人類を進化させるには、まずは、人間の根底において身体のエネルギー状態をよくする必要があります。これが基盤であり、これを無視しては、人類が高次元の叡智と繋がることは困難です。 人間が幸せで健康で存在するためには、地球の叡智エネルギーを受け取り、尚且つ、宇宙の叡智が降り注がれていなくてはなりません。その二つが両方バランスよく通っている必要があり、片方だけでは、成り立ちません。 背骨の中の叡智の流れをよくすることは、それぞれの脊椎神経に対応する領域の感情や身体を改善させるだけでなく、宇宙の叡智と地球の叡智を強固に繋ぎ合わせる機能を創造することになります。 カイロプラクティックは、物質に働きかけて、叡智の取り込みをよくする手法ですが、これからの反転した霊性地球では、人類の意識に働きかけて、それを達成していく時代になります。 意識を構成する高次元DNAを書き換える方法を、私は物性から霊性の時代へGCJ代表 松 久   正Vol.19松久 正MD, DC書籍、講演会、動画等で、発信しています。私が提供する情報以上のものはないと自負しています。 そういう自分になれたのも、人間の根底をみる「ガンステッドカイロプラクティック」の習得があったからに他なりません。 私は、過去には整形外科医として、身体にメスを入れる多くの三次元手術を施行していました。いまでは、レーザーや顕微鏡を用いた手術が発達し、医学界では、それらが最先端といわれます。 しかし、これからの新しい地球社会での最先端は、身体に触れなくても、ゼロ秒で高次元DNAをリニューアルする私ドクタードルフィンの超高次元DNA手術になると、実感しています。 それは、魂のガンステッド道から生まれています。カイロタイムズに広告掲載しませんか?カイロタイムズに広告掲載しませんか?広告主募集!商品紹介代理店募集セミナー案内など0120-223-505TEL:E-mail: CHIRO-TIMESinfo@chiro-times.co.jp日本医科学出販株式会社カイロタイムズ詳細は下記までお問い合わせください。締切は発行日の1ヶ月半前1ヶ月半前116号予定2019年2月発行117号予定2019年5月発行

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