カイロタイムズ115号(高解像度)
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(2)2018年11月19日発行 カイロタイムズ 115号情報求む業界動向業界動向業界動向日程:11月24日(土)〜25日(日) 料金:有料 会場:東京都内ホテル主催:PCC治療家塾日程:11月25日(日)料金:無料場所:YOUビル7階7D   スティルアカデミィジャパン校主催:一般社団法人スティルアカデミィジャパン日程:12月9日(日)時間:11:00〜17:00料金:有料場所:クリオ東新宿壱番館 1F会議室主催:セサミ カイロプラクティック日程:12月16日(日)料金:無料場所:YOUビル7階7D   スティルアカデミィジャパン校主催:一般社団法人スティルアカデミィジャパン「腎臓病との闘い方、お教えします。」      小松隆央     1,300円(税抜) 内臓の血流を活性化させる「高麗手指鍼」で、20年に渡り500名の腎臓病患者をサポートしてきた著者による、「透析回避・先延ばし」のための本気のアドバイス。病院ではおざなりになりがちな、クレアチニン値の読み方、正しい食事と生活習慣の指導までを網羅。一人でも多くの腎臓病患者に、健やかな生活を取り戻すチャンスを提供したいとの強い意志から、出版に踏み切った。現代書林 ☎03‒3205‒8384「関節包内矯正セルフケア」さかいクリニックグループ     1,100円(税抜) 「関節包内矯正」の創業者にして、マスコミでも大活躍のカリスマ治療家・酒井慎太郎が主宰する治療院の「四天王」が、これまで延べ100万人を超える不調者に指導し好評を博してきた手軽なセルフケアを紹介。「首」、「肩」、「腰」と主な痛みの部位別に豊富なイラストを使いながら解説します。現代書林 ☎03‒3205‒8384日程:12月16日(日)時間:10:00〜15:00料金:有料場所:新大阪丸ビル別館   2階2‐1A主催:一般社団法人日本姿勢検定協会日程:12月16日(日)〜15日(月)料金:有料(全5回) 会場:YOUビル7階7D   スティルアカデミィジャパン校主催:日本オステオパシーメディスン協会日程:3月10日(日)〜11日(月)料金:有料場所:日本赤十字社ビル主催:ライフコンパスアカデミー その他のセミナーに関しては、カイロタイムズwebサイトでご確認ください。※各種セミナーのお問い合わせは、主催団体へお願いいたします。※イベント・セミナーの参加料金、申し込み締切日、詳細等は主催団体へお問い合わせください。経営計画会東 京SAJ基礎医学学校説明会東 京カイロ小屋東 京SAJ基礎医学学校説明会東 京カウンター・ストレイン(脊柱)セミナー東 京心身条件反射療法(PCRT)研究会 基礎1東 京 イベント・セミナー情報の一部(2018年11月〜2019年3月)をご紹介させていただきます。イベント・セミナー情報姿勢検定4級試験大 阪新刊紹介「神ワザ整体師」       熊谷剛     1,300円(税抜) 著者独自の腰痛理論である「腰痛の症状発生までの6つのステップ」、「症状が出る人が抱えている3つの問題と症状改善の方法」、「治療家選びの4つのポイント」などについて解説している。そして、実績が高い治療家について紹介していくガイドブックとしてまとめています。現代書林 ☎03‒3205‒8384 現在、弊紙カイロタイムズでは、イベント・セミナー情報を積極的に集めさせていただいております。無料でカイロタイムズwebサイトに掲載させていただきます。セミナー内容などにもよりますが、紙面掲載もさせていただく場合がございます。この機会に是非とも、情報をいただければと思います。「セミナー名」「日程」「時間」「料金」「場所(ご住所と会場名)」「主催団体もしくは、会社名」をカイロタイムズwebサイトのお問い合わせまでお願いいたします。 たくさんの情報、心よりお待ち申し上げます。 日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)は1999年に発足、学術大会をはじめ学会誌の発行など長年にわたり地道な活動を続けている。第20回となる本大会のテーマは「脊柱…カイロプラクティックの再考」。当初予定は「カイロプラクティック哲学の再考」であったが、「哲学」というあいまいな表現ではなく、カイロプラクティックの原点である「脊柱」に焦点を当てたもの。第20回という記念大会を機に今一度カイロプラクティックの原点に立ち返り、臨床に即した学術を会員とともに模索するという趣旨のもと、特に脊柱に関連した講演やワークショップが企画された。 特別講演では、国立研究開発法人理化学研究所生命機能科学研究センター(BDR)形態進化研究チーム・チームリーダー 倉谷滋氏が登壇。「脊柱を用いた進化の発明品:カメにおける甲の獲得と人体」と題し、進化形態学の立場から、脊椎動物の中でも特異な『動かない脊柱を持つカメ』と『垂直に直立した脊柱を持つ人間』という二つの生物の比較における脊柱の進化について講演した。会場からは熱心な質問が飛び出し、脊柱の専門家である倉谷氏をして「みなさん本当に脊柱がお好きなんですね」と言わしめたほどだ。 基調講演では、宝塚医療大学保健医療学部教授 中川貴雄氏が「脊柱マジック‐脊柱治療・・・その奥深さ‐」と題し、長年の臨床経験をもとに脊柱治療について講演を行った。 一般講演では2日間で6題の臨床研究が発表された。限られた時間ながらその内容は多岐にわたり、上肢、歩行動作、変形性膝関節症、膜性腎症、顔面神経痛、浅側頭筋膜についての幅広い症例と考察が繰り広げられた。日本カイロプラクティック徒手医学会 第20回学術大会開催日本カイロプラクティック徒手医学会 第20回学術大会開催 ワークショップでは、新札幌カイロプラクティックセンター副院長(DC)中原裕幸氏による「BASEとセロトニン」、上部頚椎研究室/アトラスオーソゴナルジャパン代表(DC)井上裕之氏による「アトラス・オーソゴナル」、日本カイロプラクティックドクター専門学院/Hands on グループ代表/医学博士(DC,PhD)小倉毅氏による「椎骨サブラクセーションとその影響」、さとうカイロプラクティックオフィス祖師谷院長(DC)佐藤智子氏による「妊娠前・中、産後のカイロプラクティックトリートメントの考察」が企画され、臨床に即した内容が注目を集めた。 ロビーではクリニカル・ポスターセッションが行われた。ゼロバランス協会 篠塚進氏による「テーピングによる脊柱調整の一考察」、カイロプラクティックリサーチセンター 荒川恵史氏/木村整骨療法研究室 木村功氏「偏動重心位置検出によるsubluxation同定法」では、食い入るように実演を見つめる受講者の輪でロビーは真っすぐに歩けないほど。中会議室では、スズキ・カイロプラクティック 鈴木喜博氏による第20回大会を迎えて多彩な講演ワークショップとクリニカル・ポスターセッション開会挨拶 中川貴雄先生特別講演 倉谷滋先生(理化学研究所)「肩甲骨と脊柱を連結する筋肉についての考察」、桜カイロプラクティック吉野和廣氏による「脊柱の調整は自律神経の活動を健常にするか(副題:脊椎原性疾患の発症機序を考えて)」のセッションが同時開催された。 教養講座では、セラピーウェイ代表/カイロジャーナル編集長(DC)櫻井京氏が登壇。厚生労働省との法制化の意見交換会にも参加している立場から、「禁忌症と治療家の役割と社会的コンセンサスについて」と題し、禁忌症という言葉に囚われない臨床家としての対応と今後業界が進むべき方向性について講義を行った。 本大会のテーマには、本来のカイロプラクティックを見直すと同時に、新世紀にふさわしいカイロプラクティックの構築を目指すことも忘れてはならないとの意味が込められている。中川貴雄JSCC会長は開会挨拶で「最近カイロプラクティックそのものが忘れられているような、元気がないような気がする」と述べた。最近は一歩引いたような、良くも悪くもクールな印象を受けるカイロプラクティック業界であるが、セッションや実演を前のめりで見つめるたくさんの背中を目の当たりにし、些かの安堵を覚えた。ときに泥臭いほど熱く、幅広い視野で学ぶ素直な姿勢は、今後の業界形成と発展に不可欠な要素だ。本大会のような場は、臨床経験豊富な人・新しくカイロプラクティックを学んでいる人どちらにとっても、カイロプラクティックの可能性と素晴らしさを再考する良い機会になったことだろう。カイロプラクティックの原点に立ち戻る 2018年10月6日(土)〜7日(日)、東京都品川区にて日本カイロプラクティック徒手医学会第20回学術大会が開催された。会場は品川区立総合区民会館「きゅりあん」の6Fフロアを借り切り、大会長を設けず執行部が主催運営するというこれまでにない試みだ。100名を超える受講者が自由にフロア内を移動し、興味のある講義やセッションに参加。ロビーでの会話や出展ブースの展示も楽しめる新しいスタイルでの開催となった。見直すこと、目指すこと

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