カイロタイムズ114号
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(3)2018年8月20日発行 カイロタイムズ 114号 2020年の東京オリンピックに向けて増加するスポーツマーケット、社会保障費の削減や高齢化に向けた健康増進産業の拡大、運動機能障害者や認知症患者に対応した介護ニーズの増加など、SPORTECが関わるマーケットは国の進める経済政策の中でも最も注目される市場の一つである。 本展の初日冒頭、経済産業省・スポーツ庁・独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)・独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)は、4者連携の基本合意書を締結、署名式を行った。政府の支援を受け、各団体の強みを活かしたスポーツとスポーツ産業の国際展開の推進を図るというものだ。アジアのスポーツマーケットは急激に拡大しており、我が国もスポーツ庁を中心にスポーツマーケットを推進。2025年には現在の5.5兆円から15兆円にするという目標を掲げている。本展でも中国、台湾、韓国、パキスタンパビリオンなど海外から138社が出展、外国人来場者も増加傾向にある。会場の案内図も英語版が用意されていた。 スポーツや障がい者スポーツを通じて健康づくりをし、ツーリズムや産業振興、地域振興(まちづくり)に貢献している団体・グループ・企業の活動を顕彰する表彰式が本展内で行われた。スポーツ振興大賞に輝いたのは「昭和新山国際雪合戦」だ。平成元年から30回の開催を重ね競技人口は2万人までに増加、国内各県および欧州・北米・中国にも競技連盟が発足した。雪合戦は「遊び」から「スポーツ」に発展、海外を巻き込みオリンピック競技を目指すまでに成長している。その他、スポーツと観光資源を組み合わせたスポーツツーリズムを実現し、外国人旅行者のニーズや求める価値を柔軟に取り入れた合計6つの活動が受賞した。(公社)スポーツ健康産業団体連合会会長賞を受賞した「おきなわマラソン」は、海外大会との連携やNTTドコモが提供する「はなして翻訳for Biz」「Jspeak」を公認翻訳ツールに採用するなど、外国人参加者の多いスポーツイベントでの運営整備や観光振興を積極的に進めている。 会場内ではコンテストやライブ観戦形式のイベントも行われ大いに盛り上がった。心と身体の強さを求め修行に励む現代のサムライ達が、日頃の修練の成果を発表する「武道」マスターズLIVEもその一つ。迫力の演武とともに日本の武道文化を世界に発信した。フィットネス系競技の国内頂点を競う公式大会「SPORTEC Cup」では、超満員で立ち見の種目が出たほどだ。 2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京オリンピック・パラリンピック、2021年にワールドマスターズゲームズ2021関西と、日本からスポーツと健康を世界に発信できるまたとないチャンスが到来する。メガスポーツイベントがこれほど立て続けに同一国内で開催されることは、世界でも例がない。あらゆる分野で、この機会を逃す手はない。日本最大のスポーツ・健康産業総合展示会 2018年7月25日〜27日の3日間、東京ビッグサイトにて「SPORTEC(スポルテック)2018」が開催された。3日間合計で51,005人が来場、特に初日の来場者受付は長蛇の列となった。SPORTECは、スポーツファシリティ、スポーツイベントサービス、スポーツウェア&用品、ホームヘルス&ダイエット、リラクゼーションの各EXPOと、リハビリ・介護予防サービスEXPO『RE-CARE JAPAN』の総称である。これにフィットネスマシン・プログラム・サービスが集まるフィットネス総合展『第27回ヘルス&フィットネスジャパン』、および食と健康をつなぐ食品・飲料・素材専門展『第3回ウェルネスフードジャパン』が同時開催され、過去最多となる900社が出展した。 スポーツ産業や国内外のヘルスケアビジネスのトレンドを発信するセミナー、話題のダイエット・アンチエイジング・トレーニング・エクササイズ・介護予防の講習会など220を超える講演・イベントも同時開催され、「業界の今」を知る情報満載の3日間となった。SPORTEC 2018 開催SPORTEC 2018 開催国の経済政策でも注目を集める市場またとない絶好のチャンス到来第8回 世界手技療法会議定員250名参加費14,000円お弁当代・懇親会費込8th International Conference on Chiropracticテーマ:手技療法の可能性2018年10月20日(土)、21日(日)倉敷芸術科学大学 1号館 25号館岡山県倉敷市連島町西之浦2640番地(当日参加をご希望の方は、会場内受付までお越しください。)大会長:中垣 光市DC,CCSPなかがき   こういち履正社医療スポーツ専門学校 非常勤講師WHO世界保健機関 コンサルタント2004日本代表主催:ICoC実行委員会 後援:カイロプラクティック制度化推進(準備)会議ICoC運営事務局 ハンソ・ジャパン 〒710-0842 岡山県倉敷市吉岡378TEL:086-425-1534 Email:info@icoc-jp.comお問合せ詳しくは、第8回世界手技療法会議ホームページhttp://icoc-jp.com/10月20日(土)●開会式●特別講演[受付]9時30分 [開演]10時◆ オープニングセッション◆ 特別講演大川 元久(医師・医学博士)おおかわ もとひさ 川崎医科大学を卒業、大阪大学にて医学博士号を取得。脳神経外科、救急救命を専門とする医師。倉敷芸術科学大学 生命科学部健康科学科 教授●研究・症例・論文発表●懇親会(ヘルスピア倉敷)ネオジャパネスク◆ 基調講演星  旦二(医師・医学博士)ほし   たんじ 福島県立医科大学を卒業し、竹田総合病院で臨床研修後に、東京大学で医学博士号を取得。東京都衛生局、厚生省国立公衆衛生院、厚生省大臣官房医系技官併任、ロンドン大学大学院留学を経て現職。公衆衛生を主要テーマとして、「健康長寿」に関する研究と主張を続ける。首都大学東京 名誉教授10月21日(日)[受付]9時30分 [開演]10時●パネルディスカッション●基調講演●研究・症例・論文発表◆ パネルディスカッション◆ クロージングセッションパネラー中垣 光市、大川 元久、星 旦二、井内 隆詞(     )HanSuk Jung 韓国 韓瑞大学校教授 DC,PhD,CCSP協賛・出展ご希望の方へ協賛企業様、出展企業様を募集しております。出展の場合は、商品や器具・機器などの販売も可能です。※スペースに限りがございますのでお早めにお願いいたします。協賛募集※複数人申込みの場合は、割引制度有り! 詳しくはお問い合わせください。

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