カイロタイムズ113号
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(6)2018年5月21日発行 カイロタイムズ 113号カイロタイムズに広告掲載しませんか?カイロタイムズに広告掲載しませんか?広告主募集!商品紹介代理店募集セミナー案内など0120-223-505TEL:E-mail: CHIRO-TIMESinfo@chiro-times.co.jp日本医科学出販株式会社カイロタイムズ詳細は下記までお問い合わせください。締切は発行日の1ヶ月半前1ヶ月半前114号予定2018年8月発行115号予定2018年11月発行論文(症例報告)のすすめ 今、この誌面を読んでおられる先生方は、日々の臨床においていろいろな経験をされていることと思います。今まで時間がかかっていた五十肩の施術が短期間で効果を出せるようになった経験、稀少な臨床例に遭遇した経験等々。数え上げればきりがないと思います。実は先生方のこうした貴重な経験が、伊 藤 彰 洋論文としてジャーナル等に掲載されることで、業界にとって、また何よりも執筆した先生にとって非常に有益なものとなる事をご存知でしょうか。論文は専門の研究者が書く難解なものばかりではありません。私たち臨床家でも手軽に書けるのが症例報告の論文です。症例報告 医療界では近年、症例報告専門誌の発刊が相次いでいます。特に神経学分野ではこうした傾向にあり、たとえ一症例の報告であったとしても、稀少で貴重な経験を共有することがその分野全体の発展につながるとされています。ですから決して臆することはありません。先生方も臨床の成果を症例報告の論文にしてみませんか?文章にまとめる過程で様々な発見があり、ご自身の更なる発展向上のチャンスとなること間違いありません。学会誌 日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)では年一回「学会誌」を発行しています(原則7月)。学術雑誌(ジャーナル)のことです。投稿された研究論文がここに掲載され、会員に配布されます。査読 当会では、複数の査読者による論文のスクリーニングをおこない、論文掲載の可否を論文ってなに?一般社団法人日本カイロプラクティック徒手医学会副会長伊藤カイロプラクティック オフィス院長          伊 藤 彰 洋ティックティックククククククククククィッッィテテプラクテプラクテクククククククララプラプカイロプカイロププロロロロロイイイイカイイカカカカ本カ本カ本カ本カ本本本本本本日本日本日日日日日日日ククィッィッティテククララロプロプ本カイ本カイ日本カイ日学学学学学学学学学学医学学医医医手手手徒手徒手手手手手手徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒手医学徒手医学会会会会会会会会会会信信信信通信通信通通通通通通通通通信通信日本カイロプラクティック徒手医学会通信vol.9決めています。こうした方式の学術雑誌をピアレビュー・ジャーナルと呼び、国内外の格調高いジャーナルでは必ず査読をおこなっています。せっかく労力と時間を使って書き上げる論文ですから、査読のある雑誌に投稿しましょう。論文投稿について 論文の書き方は、当会のHP(jsccnet.org)に詳しく書いてありますので参考にして下さい。投稿期限は年末。学会誌への論文掲載料は現在無料です。優秀な論文に対しては表彰があります。注意として、投稿できるのは基本的に当学会の会員のみです。会員になるには入会金5千円、年会費8千円が必要です。  以上、早足でしたが論文についてお話致しました。ぜひ当会HPを参照して投稿してみて下さい。 ドクターファーはアクティベータ器の改良に当たって脊椎生体力学の研究者と共に、骨、関節を効率的に最小限の力で動かすには何が必要なのかという研究に着手しました。脊椎関節を手で直接行う矯正手技には関節の「ひねり」を加える手技もあります。アクティベータ器による矯正は、ほとんど関節に「ひねり」を加えることもなく、アクティベータ器の中で「パチッ」というハンマーが弾く音が鳴らではなく、骨、関節が矯正によって振動され、その関節周辺に散在する固有受容器が振動刺激を受けて活性化されることによる効果だと私は考えています。マニュアルによる矯正も器具による矯正も究極的には「振動刺激」による固有受容器への活性化による治療効果です。治療者はその本質をしっかりと理解した上で、関節の調整を行わなければ、治療を受ける患者にも誤解を生じさせることになるかもしれません。 「骨、関節を効率よく、患者への衝撃を最小限にとどめて振動させるにはどうしたら良いのか」という前提で考えると、「スピード」が鍵になります。物理学の運動エネルギーの方程式から考えても質量が小さくてもスピードが速ければ速いほど運動エネルギーの数値は高くなります。つまり、患者への衝撃の負担を最小限にとどめて効率的に骨、関節を振動させて、固有受容器を活性化させることができるわけです。頸椎にひねりを加えるマニュアルアジャストメントでは、患者によっては、最初は問題なくアジャストメントが行えても次のアジャストメントの際には、患者が反射的に構えて頸部に筋肉反射を生じさせ、調整がうまく行えないことがあります。 その点、アクティベータ器のアジャストメントは手によるマニュアルアジャストメントよりもスピードが約200倍も速いので筋肉反射が生じる前にアジャストメントが完了します。よって、患者にはほとんど負担を加えることなく、アジャストメントの目的をスムーズに完了させることができます。(次号に続く)り、アクティベータ器が当てられた患部の圧力だけで矯正による強い衝撃力は感じません。関節が「ボキッ」と鳴る方が骨が動いたかのように感じるかもしれませんが、数少ないアジャストメントによる骨の動きの研究論文を比較すると、どちらの矯正も骨の動きにはさほど違いがないようです。 カイロプラクティックによる脊椎矯正の効果は、骨がA地点からB地点に移動するか器具によるアジャストメント ③保 井 志 之 DCVol.15形、手術、炎症などにより、頚管粘液量が減少した結果、精子が子宮内へ貫通しにくくなる。5.免疫因子〜免疫因子の何らかの異常により、女性が抗体を産生し、抗精子抗体を子宮頚管に分泌するため、運動性の良い精子でもその運動を停止してしまう。この抗体は卵管にも分泌され、人工授精で子宮腔の奥まで精子を注入しても卵管で失敗することが多い。また、受精の場面でも精子と卵子が結合するのを妨害するので厄介である。 妊娠と不妊についての中編をお伝えしたが、今後2007年度の不妊比統計データ9%が上がる可能性が極めて高い。真剣にこの問題と向き合い、現状が良くなるよう原因を追究していかねばならない。(つづく) 不妊についてはその調査した時代や国、その風習が様々で、他の病気のように、はっきりとした集約データが出ているわけではない。2007年に出された世界的な統計では不妊比9%だ。 不妊の3大原因は、排卵因子、卵管因子、男性因子が挙げられる。女性不妊は以下に述べるとして、女性と男性のどちらに原因があるかについての不妊因子は男女ほぼ同等とされている。男性不妊はほとんどが造精機能障害である。 女性側の不妊因子について1.排卵因子〜月経不順などから排卵障害をきたし、不妊症になる。その他、乳汁分泌のホルモン分泌亢進による高クレアチン血症、男性ホルモンの分泌亢進による多嚢胞性卵巣症候群、環境の変化に伴う大きな精神的ストレス、短期間での大幅なダイエット、等。2.卵管因子〜クラミジア感染症にかかると、卵管閉鎖や癒着が起き、卵子が卵管に取り込まれにくくなる。その他、虫垂炎など骨盤内手術を受けた患者にも同様のケースがみられることがある。また、月経痛に鎮痛剤を常用していると、子宮内膜症を起こし、卵管周囲貧血になり潰瘍が存在し、受精卵の着床が妨害される。3.子宮因子〜月経量過多で貧血と言われている患者は子宮筋腫から粘膜下筋腫を引き起こす場合がある。子宮筋腫は受精卵の着床障害だけでなく、精子が卵子に出会うのを妨げる。子宮内膜ポリープ(アッシャーマン症候群)は月経量が減少し着床に影響するといわれている。また、先天的に変形している子宮奇形もみられるが、これはむしろ、反復する流産の原因とされる。4.頸管因子〜子宮頚部の奇妊娠と不妊(中編)ONPO法人アトラス・オステオパシー学院 1歳半の頃に「てんかん」と思われる最初の発作が起こり、それ以降は真似をしなくなった、発声が減り言葉が消え歌を歌わなくなった、多動になった、そして2回のてんかん発作をその後繰り返した、現在5歳半の男の子のケースです。 主訴として、「作業や工作のとき、少しの間も座っていられない」「家で寝転がることがとても多い」「極端な偏食」などがあり、担当の作業療法士さんからのご紹介で小児カイロがスタートしました。 そして、ご両親のコメントをいただきました。 『ウチの子の変化ですが、最初は正直なところ変化に気付かなかったのですが、3回目の施術後から、車から外の景色を見たり、トイレを嫌がらなくなりました。またYouTubeの電車の動画は映像だけでなく「音」を聞きたがるようになり、音に関しては全く興味がない状態が続いていたので、耳を近づけて聞こうとしている様子には正直驚きました。 そして4回目の施術後には、「ここに、置く」「ボク、座る」などの二語文や他の言葉も増えて、どの場面でどの言葉を使うと良いかが自分なりに分かってきているように思います。さらにこの一週間ほど前から、親や姉が見ているテレビの番組を一緒に見て、ちょこちょこ感想を言うようにもなりました。加えて、前回の施術より「子供らしい仕草」が増えました。例えば手をつないでいると、こちらを向いて微笑み返すなど、今まで全くなかった様子が見られます。園でも座れる時間が伸びたと言われたので、小児カイロのことを園の先生たちにお話しさせていただきました。 最後にもう一つ、治療を受けたあとしばらくの間は背筋が伸びて姿勢が良いです。何日かするとまた、ちょっと崩れてくるのですが、以前に比べると寝転がることも少なくなりました。何より家族みんなと息子が過ごしやすくなり、先生方にはとても感謝しております。 次回以降もどうぞ宜しくお願い致します。父と母より』お返事:回を追うごとに脊柱からの神経伝達が改善され、運動や聴覚情報の入力と処理、言葉のやりとり、感情の表出など、今回のとても嬉しいご報告に繋がり、もっともっとSくんが能力を発揮できるのであればこんなにうれしいことはありません!小児カイロが更に認知されるようになれば、非常に嬉しいです。vol.17小児カイロがもたらす      嬉しい変化!

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