カイロタイムズ112
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(5)2018年2月19日発行 カイロタイムズ 112号一般社団法人スティル アカデミィ ジャパン/日本オステオパシーメディスン協会 共催募  集  要  項脳神経・脳血管マニピュレーションセミナー講 師 ジャン・ピエール・バラルD.O.◆米「TIME」誌で紹介され、世界の名医100人の一人として紹介された、世界に知られる臓マニピュレーション創始者。◆現代のA. T. Stillとも言えるカリスマ・オステオパス。 脳神経12対の神経マニピュレーションと共に、脳へのマニピュレーションと、脳血管マニピュレーションも同時に学ぶ事が出来、世界中で反響の大きいセミナーです。 脳神経12対の末梢神経の手技も、各種脳神経の機能障害の改善に効果的に働き、従来の頭蓋オステオパシーの効果をより高める素晴らしいアプローチで、非常に多くの適応範囲をもち、その改善と緩和の効果の質を根本的に変える事になるでしょう。「人間の身体で最も大事な神経は脳神経です。例えば迷走神経は、内臓系と脳の間の最も深いつながりを担う神経です。現在の生理学者たちは、パーキンソン病や多発性硬化症のような疾患の一部を、迷走神経・内臓との関連から説明することができます。オステオパシーの効果が頭蓋領域に留まらず、全身に及ぶことも忘れてはなりません。このクラスで皆さんにお会いして、貴重な情報と手技をお伝えできれば大変幸せです。     JPバラル」事務局(セミナー会場と併設) ☎03-6661-9028 詳細HP:http://www.japan-osteopathy.com/2018年5月3日(木)~6日(日) 4日間 (詳細はHPでご確認下さい。)〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1丁目5-7 ユービル 7階 7D一般社団法人 スティル アカデミィ ジャパン一  般 244,200円  JOMA会員 191,360円日  程会  場参加費ただ今、無料出張デモ開催中http://www.chiro-times.co.jp/E-mail : info@chiro-times.co.jpTEL : 0120-223-505FAX : 0120-223-509日本医科学出販株式会社カイロタイムズ編集部ニュースキャンSWⅡセラピー前セラピー後未来の健康予報スキャンで未病を見つけて、メタセラピーで調整。NewScan-SWⅡ※画像はイメージです。大幅に小型化!現代人の健康管理システムコンパクトで持ち運び簡単着衣のままでヘッドホンを付けるだけ簡単な操作視覚に訴求するのでカウンセリングがしやすい副作用がない5つの特徴ニュースキャンSWⅡのさらにさらに ニュースキャンSWⅡは、旧ソビエト連邦が、軍事利用と宇宙事業での利用を目的として、その叡智を結集し、開発しました。現在ではロシアの宇宙飛行士の健康管理にも採用されており、近年、メディアでも大きく取り上げられています。 人間の臓器・器官はそれぞれ固有の周波数を持っています。ニュースキャンは、体内に超低周波を流し、検知した周波数の乱れにより体の状態を予測したり、本来の周波数を流すことにより不調を改善したりします。 使用方法は、最新のソフトウェアを搭載したパソコンと機器本体を接続し、ヘッドホンを着用するだけで、大変手軽で簡単です。 お客様の健康管理サービスとして、新メニューとして、あるいは集客ツールとして、使い方はいろいろ。是非、お役立てください。お問い合わせはこちらから カイロプラクティックの危険性が再び問題視されている。施術に関する安全対策の要請が消費者庁消費者安全課から出された。平成29年5月26日付けの「消安全第187号」がそれだ。法的資格制度が無い医業類似行為の手技による事故発生情報が、平成21年9月から平成29年3月までの7年半に1,483件も消費者庁に登録された。頻度を単純計算して月当たり16.5件、毎週約4件の事故が日本のどこかで起きている。平成21年度は半期で100件以上の被害報告が有り、平成24年度の271件をピークにして被害が減少する兆しが見られないので、消費者庁が安全対策を要請するのは当然だ。 それら1,483件の被害を治療期間で分類すると、1カ月以上を要するのが16%、3週間〜1カ月が9%、1〜2週間も9%と報告されている。即ち、1週間以上の治療を要する被害が全体の3分の1以上を占め、その中で3週間以上の治療を要する被害は全体の4分の1もあるのだ。被害者が1週間も就労できなければ、治療費と休業補償の民事訴訟が傷害罪の刑事訴訟に伴い得る。 その思考プロセスを助けるのが被害症状の内訳だ。神経・脊髄の損傷がトップで20%、擦過傷・挫傷・打撲傷が16%、骨折は8%、筋・腱の損傷が7%、皮膚障害4.6%、脱臼・捻挫は2.6%と報告されている。骨折、脱臼、筋・腱の損傷は重篤だし、神経・脊髄の損傷は言うまでもなく後遺症の可能性も考えるべきだ。 1,483件の事故データに関わった手技療法の分類は、「整体」31.5%、「リラクゼーションマッサージ」16.9%、「カイロプラクティック」14.9%、「リンパ・オイル・アロママッサージ」6.0%、「骨盤・小顔矯正」4.9%、「リフレクソロジーなど足の施術」4.0%、「その他・不明」21.8%の順に並んでいる。 更に手技別に1カ月以上の治癒を要した重症事故の発生率が示されていて、重症事故の割合は「カイロプラクティック」20.4%、「整体」17.1%、「リンパ・オイル・アロママッサージ」15.6%、「リラクゼーションマッサージ」14.3%、「骨盤・小顔矯正」4.2%、「リフレクソロジーなど足の施術」3.4%、「その他・不明」22.8%だ。 よって事故発生率の1位は整体で、カイロプラクティックが3位だが、重症事故発生率の1位はカイロプラクティックで、2位の整体を抜いている。国民にとってカイロプラクティックは事故のリスクが高いばかりか、事故が起きたら重症の危険性が高いということになる。既に平成3年6月28日に厚生省(当時)が出したカイロプラクティックに関わる通達(医事第五十八号)に加えて今回は消費者庁から安全対策を要請されているのだ。 人体に無害ならば無資格医業類似行為を許容した仙台高裁判例をカイロプラクティックが傘にきることは叶わなくなる。職業選択の自由を謳う憲法の解釈も変わってくる。まして行政からの通達と要請に十分な対応を怠り、国民に対して危険な無資格施術行為を続ける者達に、職業選択の自由を誰も擁護などしないのは一般常識の範囲だ。 カイロプラクティック制度化準備会議の席で消費者庁の代表から、カイロプラクティックは経済産業省管轄のリラクゼーションに含まれたら良いと発言があったのだから、少なくとも消費者庁はカイロプラクティックが無資格医業類似行為から排除されるべきと考えているようだ。リラクゼーションに移管されたら、医業類似行為の枠内に戻れる可能性は無に近い。カイロプラクターとしてアジャストメントの手技で行う施術行為は禁止対象になり、日本国内に於いて本来のカイロプラクティックは崩壊する。この事態を回避するには、まともな業者がまとまり、業界団体として行政との意思疎通を潤沢にする必要性は過去にも述べてきた通りだ。消安全第187号中 垣 光 市 DC 筋肉・骨格系の施術に関しては、カイロプラクティックの先生方の得意とされるところだと思いますが、波動療法という観点から腰痛、首や肩のこり、膝の痛みなどの原因は、それらに関連する関節や筋肉、靭帯、腱、神経などの正常な振動数(周波数)に乱れを生じた結果、発症すると考えています。 50代を過ぎる頃から、軟骨の主成分のひとつであるコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸などのムコ多糖類が著しく減少していきます。当然のことのように、軟骨は次第に水分が枯渇して、硬骨同士が擦れ合う変形性膝関節症などが発症するわけです。椎間板にも同様のことが起こると、頚腕症候群や腰痛などが起こります。整形外科学的には、脊椎関節の不具合で起こる痛みやしびれなどの症状の主な原因として神経の圧迫が考えられます。 私は、ニュースキャンSWⅡ(以下、ニュースキャンという)を用いて、これまでに、延べ約8500人の方のセラピーをさせていただいていますが、ご多分に漏れず、首や腰、膝などの波動に問題がある方が半数以上を占めます。 筋肉線維、骨膜、軟骨、腱や靭帯などの結合組織、骨芽細胞、骨細胞、破骨細胞、線維芽細胞、コラーゲンなどによって、関節が構成されていることを理解することもニュースキャンのセラピーには必要不可欠なものだと思います。そして、その理論に裏打ちされたプログラムによって関節全体の波動を調えます。 セラピー後は、姿勢が良くなり、足取りも軽やかになる方がほとんどです。杖をついて来られた方が、杖を忘れてお帰りになることもあります。これが波動療法の醍醐味だと思っています。正常な振動数に戻すことが期待できます。医師であり、漫画家であった手塚治虫先生の鉄腕アトムは、近未来の世界を想像したSFアニメでしたが、今、まさにその時代が到来した感があります。第八回を数えた「補完医療と波動療法」のコラムも今回が最終回となります。誠に、ありがとうございました。 末筆ながら、諸先生方のますますのご活躍とご発展をお祈りします。田中 凡巳 博士Vol.8Vol.8補完医療と波動療法田 中 凡 巳 博士「筋肉・骨格系を調える」

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