カイロタイムズ112
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(1)2018年2月19日発行 カイロタイムズ 112号NO. 112 号発行日/2018年2月19日発 行/日本医科学出販株式会社〒160-0023東京都新宿区西新宿3-1-5新宿嘉泉ビル8F TEL:0120-223-505 FAX:0120-223-509Eメール:info@chiro-times.co.jp2月・5月・8月・11月発行 本コンテストではセラピストの部・スペース(店舗)の部、各10組の審査が行われた。 セラピストの部のテーマは「また施術を受けたいセラピスト」。ロールプレイング形式で接客・接遇技術を4分間で発表するスタイルだ。「受付」「導入」「クロージング」の3つのシーンから1つを選択し、状況に応じた適切なヒアリング・分かりやすい説明 2017年10月27日(金)、『第4回リラクゼーションコンテストJAPAN 2017』が開催された。本コンテストは一般社団法人日本リラクゼーション業協会がセラピストの資質向上を目的に、毎年開催しているもので2017年より経済産業省の後援を受けている。全国2,113の加盟店舗・21,070人のセラピストの中から、予選を突破した実力派セラピストが東京都渋谷区の山野ホールに集結した。2017年7月25日に東京ビッグサイトで開催されたSPORTEC2017内で本コンテストの予選が行われるなど、対外的な認知度の向上も見られている。や提案ができているか審査される。その後、各自が用意した映像を流しながらセラピストとしての想いを語る「想いのプレゼン」が行われた。グランプリは『テルマー湯リラクゼーション&ビューティaura』の石川麻世さんが受賞。石川さんは予選をトップ通過、本選でもグランプリを獲得する完全優勝となった。準グランプリは『りらくる千歳店』の新川晶子さん。『おふろcafe bivouac リラクゼーション&ビューティaura』の蓮沼千尋さんは特別賞にあたるリジョブ賞を受賞した。合計7分ほどのわずかな時間に、各セラピストが持てるスキルとありったけの想いを込めた文字通り熱い戦いとなった。 スペースの部のテーマは「愛されるスペースグランプリ」。各スペースが抱える課題を解決するアイデアや取り組みと、その結果を発表する。意気込みや熱意、チームワークも審査対象となり、制限時間は8分間だ。グランプリに輝いたのは「Re.Ra.Ku 第4回 リラクゼーションコンテストJAPAN 2017日本全国の強者が熱戦を繰り広げる  「セラピストの祭典」トレッサ横浜店」。準グランプリは「ラフィネ 広島パルコ店」、特別賞にあたるEPARK賞は「忘我 池袋店」が受賞した。個性的なスペースが増える中、皆が真剣に問題に向き合い、協力し共に成長しようとする姿勢が感じられた。 本コンテストは回を重ねるごとに、セラピストのレベルや対外的な認知度の向上とともに、業界としての拡がりも感じさせる。協賛企業が充実してきたことも要因の一つだ。 例えば理・美容業界に特化した求人サイト運営会社をはじめ、医療用鍼器具の開発製造会社など多岐に渡る業種の協賛7社が、特別賞・副賞の商品を提供し本コンテストに華を添えた。 その中で株式会社ワールドジェイピーが運営するセブンエステは、リラクゼーションのみならずエステやネイル関連の美容商材、理・美容室の運営、サロンの独立開業・経営相談までトータルサポートする総合美容専門メーカーだ。 技術・知識の教育と交流の場として各種セミナーの開催にも力を入れている。セラピストの数が増えれば、その先には活躍の場が必要だ。教育、求人、集客、商材の提供など業界を回すピースはいくつもある。それらのトータルサポートや対外的な情報発信体制も不可欠だ。様々な業態が協力し合い、小さなピースを積み上げてリラクゼーションという新たなステージを着実に形作っている、そんな印象だ。 日本リラクゼーション業協会は、海外でもセラピストの育成支援を手掛けている。途上国でセラピスト養成講座を開講し、手に職をつけることで貧困や雇用問題の解決を目指す株式会社リジョブの【咲くらプロジェクト】、貧困層の女性たちの社会進出・収入向上を支援するセラピスト育成プログラム『イヤシノチカラ』を提供するNPO法人ACTIONの【チカラプロジェクト】の活動に賛同し、バックアップを行っているのだ。 2017年7月にはフィリピン・マニラで『第1回リラクゼーションコンテスト フィリピン』を開催。新人の部・国家資格の部で誕生した初代グランプリ受賞者が本コンテストに招かれ、喜びと感謝に溢れたスピーチを行った。職業を選ぶという発想すら持てない人が多いフィリピンで「セラピストになれること」の意味は重い。そして言葉は通じなくても想いは同じだ。 セラピストという仕事を通して生まれたこの交流は、日本とフィリピン双方のリラクゼーション業の発展に繋がる第一歩であり、貧困に苦しむ社会の希望の光となっていくことが期待されている。熱戦を繰り広げたファイナリストたちセラピストの部 石川麻世氏(中央左)スペースの部 Re.Ra.Ku トレッサ横浜店の発表選ばれしファイナリストたちが   本選で激突選ばれしファイナリストたちが   本選で激突リラクゼーション   コンテストフィリピン2017リラクゼーション   コンテストフィリピン2017業界としての     拡がり業界としての     拡がり

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