カイロタイムズ110
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(4)2017年8月21日発行 カイロタイムズ 110号肩こり、腰痛でお悩みの方必見!!これから手技療法の世界で       チャレンジされる方のために検査法の説明も盛り込まれている1冊監修:住居 広士著者:桑岡 俊文¥1,944-(税込、別途送料)全160ページ―肩こり・腰痛・手足のしびれなどでお悩みの方へ―痛みは体のSOS(改訂版)注文はカイロタイムズホームページよりhttps://www.chiro-times.co.jp/ 商品/1回 5月14日 オステオパシー的触診2回 6月11日 MET頸椎(復習・テクニック・その他)3回 7月9日 MET骨盤(復習・テクニック・その他)参加費用 各回 ¥20,000- (昼食費別) 4回 8月6日 SCS理論および骨盤部・体幹5回 9月10日 SCS下肢6回 10月15日 SCS上肢および頚部7回 11月19日 筋膜8回 12月17日 交感神経(復習~応用)9回 1月21日 VIS胃と十二指腸(復習~応用)10回 2月18日 頭蓋 イントロダクション/SBS病変 or 硬膜 (前回の受講者が多数の場合はSBS病変になります。)サテライトアカデミー in 京都 Part2 (2017年度)お申込み・お問い合わせ:森田接骨院 Fax 075-312-6750 協賛:NPO法人アトラス・オステオパシー学院全10回前回に引き続き、京都でオステオパシーセミナーを開催いたします。Part2では新しい講義に加え、前回の復習を兼ねた内容でより一層の知識や触診力を高めていただきたいと思います。*各回の申込が可能です。  *MET全3回、SCS全3回受講の皆様には受講証明の発行があります。 中等度の自閉症と診断された6歳になる男の子のケースです。 自閉症など「発達上の困難」を抱える子どもには感覚過敏が見られる場合も多く、さらにこれまでに男の子が経験した「病院での嫌な記憶」も加わったのか、最初の2回はテーブルに寝るなんてとんでもない!というような様子で、とにかく動き回って触診もまともにさせてもらえませんでした。 これまでのキャリアの中で、それなりにたくさんの難しいケースを乗り越えてきた「小児カイロおやじ」の私でしたが、一体どうやってアジャストメントを届けようか?と頭を悩ませたほど、とにかく手強いケースでした。 なので、最初の2回だけはココだけの話、異例の対応として床でアジャストメントをすることになりました。もちろん、お母さんには丁寧にご説明をしてOKはいただきましたし、良い手応えもありました。 そして、アジャストメント開始から約1カ月後。最初の好ましい変化として、長く歩けるようになり、自分で服が脱げるようになり、気持ちの切り替えが早くなり、お母さんは特に、この子自分で服を脱いだんですよって、とても興奮気味にお話してくださりました。 その後も、同じ特別支援施設に通っているママ友から、表情も雰囲気もすごく変わったし、何より落ち着きがすごく出たね!とのコメント。同じ境遇にいるママたちだからこそ感じることが出来るのであろう、男の子の表情や雰囲気の変化に気付かれたのだと思います。 そして2カ月後のママからのご報告として、スーパーに買い物に行ったら、これまではとにかく走り回って本当に困っていたんだけど、こないだなんて、私(母)と手をつないで歩いてくれたんです!こんなうれしいことはなかったです 学校では、集中力も上がっているし、おしっこも我慢できるようになったし、場面に応じた切り替えも随分とスムーズになりました!とのコメントをお聞かせいただきました。 脊柱のアジャストメントにより神経系と脳の機能が改善され、この子のような劇的な変化を日常的に目の当たりにするのが、小児カイロの醍醐味なのです!今後も引き続き、困難を抱えつつも一生懸命伸びようとする子ども達にアジャストメントを届ける「おやじ」でありたいと思います。vol.14自閉症の男の子と小児カイロ 前回、「女性ホルモンと妊娠」についてお話しました。今回は妊娠初期〜妊娠中に大切なことをお話したいと思います。 まず、たいていの女性は生理が止まることによって妊娠を自覚するのですが、その時はすでに4週目〜5週目くらいに入っています。実は、4〜5週目には脊椎の基礎ができ、脳・脊髄などの神経細胞の80%が作られ、心臓・肝臓・腎臓・胃腸などの臓器の基礎もできてきます。ここで大切なことは、妊娠に気づいた時にはすでに大切な身体の組織ができつつあることを理解することです。妊活を始めるにあたって、「妊娠してから食事や生活習慣を改善すればいいか」と考え、無頓着な生活をしてしまうと、小さな生命に傷がついてしまう可能性があるということです。このように考えると、妊娠前からの身体作りはとても大切だと感じますよね。では妊娠した後ですが、いかに良い妊娠期間を過ごすかが出産にむけて大切になってきます。カイロプラクターとして最も大切なのは、妊娠中にもアジャストをするということです。妊娠初期から中期には、胎児にしっかりと栄養を送るためにサブラクセーションを取り除き、神経の働きを向上し、身体を整えます。腰椎・骨盤を整えることで、スペースができ、お腹の胎児が動き回ることができるようにします。胎児はお腹の中で動き回ることによって様々な経験をし、神経を発達させていると言われています。妊娠後期には、胎児が産道に降り、スムーズに外界に出てこられるようにアジャストすることができます。ここまでは、カイロプラクターの施術についてです。 施術以外に大切なことは、妊娠期間の40週間をいかに楽しむことができるかという心を育てることです。まず、妊娠すると、つわりや身体の痛み、不自由さなど、大きく変化をします。しかし、それは病気ではありません。その身体の変化は母としての準備期間です。つらいこともあるでしょうが、できるだけ普段と変わらない生活を心がけ、お腹の胎児にも様々な経験をさせてあげることが大切です。1人なのに2人という『妊娠期間』は女性にしか経験できず、そしてたった40週間しかないのです。その期間を楽しむ心を育ててほしいと思います。妊娠した瞬間から、主語はあなたではなく、赤ちゃんに変わっていくのです。山地 梨映子 DC、CACCP山地 梨映子DC、CACCP未妊セラピーとしての カイロプラクティック④(4) 健康に関するベストセラーの著書があり、クリントン政権下ではスポーツフィットネス委員会顧問であったカプランDCは20年来のトランプ大統領のカイロプラクターでもある、という記事を読みました。 最初のきっかけは健康志向が高かったトランプ前婦人で、カプランDCの治療に満足した彼女はその後、ミスユニバースの専属ドクターに彼を推薦してくれたそうです。カイロプラクティックに関心があったトランプ氏に招かれ食事を共にしたり、カイロプラクティック哲学などを語り合い、トランプ氏の家族やスタッフも治療し始めました。トランプ大統領は健康志向で自然治癒の恩恵を探求しており、知識も非常に豊富だそうです。 20年前はトランプ氏が大統領になるなんて思いもせず、彼らの関係も全く政治的なものではなかったようですが、今ではカイロプラクティックに対して大きな敬意や知識を持っている彼が大統領になって良かったのではと言っています。 トランプ大統領にヘルスケアの将来を尋ねると前オバマ大統領が作ったものではなく、もっと効率が良い新しい保険制度を考えていると話していたそうです。カイロプラクティックが間違いなくその制度に含まれ、症状ファーストではなく、予防重視モデルの医療制度がアメリカに完備される事が彼の目標であると述べています。メディアと対立状態にあるトランプ大統領のニュースや彼を批判する記事を多く見かけることから彼がカイロプラクティックをこんなにも理解してくれているとは私はこの記事を読むまで知りませんでした。 もし、医療制度が予防モデルになり質の高い保険制度が確立されれば私達のプロフェッションにとっても喜ばしい事です。そのために今できる事は私達が一人ひとりの患者を正しく治療しカイロプラクティックの素晴らしさを伝え続ける事です。それがカイロプラクターの地位を上げ、現在のそして未来の大統領もカイロプラクティックを更に押し上げ続けてくれる結果になると思います。大統領を治療するカイロプラクター中島 一光DC

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