カイロタイムズ110
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(1)2017年8月21日発行 カイロタイムズ 110号NO. 110 号発行日/2017年8月21日発 行/日本医科学出販株式会社〒160-0023東京都新宿区西新宿3-1-5新宿嘉泉ビル8F TEL:0120-223-505 FAX:0120-223-509Eメール:info@chiro-times.co.jp2月・5月・8月・11月発行受講・受験資格不問!!詳しい詳細・お申し込みは、を検索!一  般社団法人日本姿勢検定協会お問い合わせ※マイページ登録が必要となります。☎075-253-2404   info@sisei.or.jp姿勢検定4級試験受験資格不問!!姿勢検定HP内で無料受験が可能です。姿勢検定5級 無料2017年11月8日(水):関東会場2017年11月11日(土):関西会場※会場や受験料などの詳細は姿勢検定HPにて築を目指す。その上で専門知識や技術を積み重ね、国際基準レベルでの認定を見据える方針だ。 この他、法制化に必要な科学的研究活動における厚生労働省の窓口として、新たに医療安全分野の担当官をご紹介いただいた。これに伴い、本会議事務局よりカイロプラクティックの有効性に関する5本の論文を担当官へ提出。科学的検証の一環として、今後も有効な論文を随時提出していく予定だ。「専門課程」を学ぶ仕組みに改めるもの。カイロプラクティックの教育も、いずれ他の医療資格の養成教育と足並みを揃える必要が出てくるだろう。行政のアドバイスのもと、その必要性を認識しながらまずは3年制の養成教育構    この日は、予てより検討中であった法制化および業界整備のための自主規制について「カイロプラクティック業界自主規制」案および付随する要綱、綱領が上程された。当初は高いレベルでの自主規制を掲げ草案作成に入ったが、より多くの業界関係者が本自主規制を遵守する立場になるとの観点から、まず大枠の制定を目指すものとなった。協議の結果、全会一致で原案通り議決され、今後は代表委員が所属する各団体にて本自主規制を遵守・推進してゆく。しかしながら、本会議に参加していない他団体もある。オブザーバーの指摘にもあった通り、引き続き業界全体としての連携を模索する方針だ。「カイロプラクティック業界自主規制案」議決カイロプラクティック法制化推進(準備)会議開催報 告第3回 2017年4月20日(木)、東京虎ノ門にて第3回カイロプラクティック法制化推進(準備)会議が開催された。行政からは厚生労働省医政局医事課の担当官、および消費者庁消費者安全課から2名のオブザーバーがご出席。今回は医事課担当官が異動され、前後任揃ってお立ち会いいただいた。代表委員だけでなくオブザーバーからも切り込んだ質問やコメントが飛び交い、活発かつ緊張感のある場となった。さらなる加速化を  本会議はこれまで国や業界に対し、あくまでも国際基準による非常に高いレベルでの資格化、法制化を訴えていた。しかし最優先すべきは受療者の安全であり、事故を起こさないこと。より現実的な対応が求められている。そこで、危険防止のための講習会開催および最下限の資格・教育の線引きについての取り組みが報告された。 本年3月に開催された「カイロプラクティック安全施術講習会」は、これまでに協議を重ねてきた本会議の活動方針に沿ったものだ。講習内容は、消費者庁の「事故情報データバンクシステム」に寄せられた事故・苦情等の情報を分析し、直接被害の多い胸部と、行政からの指摘がある頸部への手技について取り上げている。本講習会は順次、他の部位も取り上げながら継続開催する予定である。 折しも4月19日付の読売新聞で、厚生労働省が医療や福祉12分野の国家資格について、養成課程の一部を共通化する方針を固めたことが報じられた。社会福祉・保健・心理学等の資格で、学習内容の一部強化や実技について職種横断的な「共通基礎課程」(1年程度)に加え、資格ごとの  消費者団体として唯一、本会議に参加している日本カイロプラクティック安全協会から、3つの問いが投げかけられた。法制化の目的など本会議の本質を改めて問うもので、各団体の意見を取り纏め1カ月以内に回答する。 本協会は、受療者と業界が協力することでスムーズな法制化の推進につなげたいとの立場から本会議に参加している。カイロプラクティックを安全に普及させるための提案や受療者、医師、カイロプラクターを含む学術関係者から安全性に関するヒアリングを実施。安全性の指針策定にさまざまな角度から協力している。ともすれば施術者に偏りがちな法制化への視点に均衡をもたらす存在だ。 法制化は簡単ではない。飲酒運転に関する法律では、違反点数や罰則改正のためにどれだけ多くの人が街頭でビラを配り、署名を集め、長きに渡り真剣に運動を続けたことか。それでもなかなか変わらないのが法律だ。さまざまな市民活動の経験を持つ本協会から、いつまでに法制化を実現したいという目標はないのか?法制化が受療者の安全を守るためのものなら、もっと真剣にスピーディーに取り組むべきとの苦言が呈されるのも尤もだ。こうしている間にも、自称カイロプラクターによって危険な手技が行われ、見分けられない受療者は自己責任という名の危険に晒されている。法制化のさらなる加速化が望まれる。次の事故が起きてからでは遅いのだ。「カイロプラクティック業界自主規制」最終案事故を起こさない現実的な対応を消費者団体からの苦言も

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