カイロタイムズ106
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(5)2016年8月22日発行 カイロタイムズ 106号三井式温熱治療器〒286-0201 千葉県富里市日吉台3-36-1TEL:0476-37-8771 FAX:0476-37-8774http://www.mitsui-onnetsu.co.jp/(MI-02 MI-03)「温める」「ゆるめる」「刺激する」さらに「きれいに」手軽にできる温熱器①疲労回復 ②血行を良くする ③筋肉の疲れをとる ④筋肉のこりをほぐす⑤神経痛、筋肉痛の痛みの緩解 ⑥胃腸の働きを活発にする三井式温熱治療器の効能効果特 長かんたん操作で使いやすく、安心●大きなヘッド部分発熱板表面にはセラミックコーティングがしてあり、そこから放射される遠赤外線が効率よく体を温めていきます。●温度設定が簡単なコントロールパネル身体の状態に合わせ、5段階の中から温度設定が選べます。残り時間も表示され、1時間が経つと自動的に電源が切れます。●軽量で手になじみやすいグリップ部分は、片手でも楽に動かせます。緩やかなカーブがついて、背中や腰など背部にもあてやすい形状となっています。※医療機器認証番号 22100BZX01108000 皮膚の一番表面には熱刺激を受け取る感覚器官があり、熱さという情報を脳に伝えています。身体に冷え、こり、痛みといった症状がある部位は、特に熱く感じ、その熱さは瞬時に神経経路をたどり脳に伝達されます。 施療により熱さが緩和すれば、冷え、こり、痛みといった症状も緩和します。 この熱感覚の差異を的確にとらえて熱を用いて刺激するのが三井温熱療法です。三井温熱療法 あんしん1 あんしん2 あんしん3三井温熱療法を体験してみませんか?三井温熱療法 無料体験三井温熱療法に興味があり、将来サロン・治療院で導入したいとお考えの方平日 14時~17時  体験時間 30分程度 要予約三井温熱日本橋セミナールーム東京都中央区日本橋横山町3-8        オーヒロローズハイツ1101☎0476-37-8771Eメール murakami@mitsui-onnetsu.co.jp対 象要 項場 所予 約三井式温熱治療器(MI-02) 82,080円(税込)三井式温熱治療器(MI-03) 85,320円(税込) 前回、木村功副会長から学術論文の重要性が示されました。我々は、日頃の臨床において施療の効果があったり、なかったり、更には悪化の恐れなどと色々な変化が生じるはずです。いったい何故、そのような変化が生じたのかを振り返るために、一症例でも主訴・現病歴・副訴・所見・既往歴・家族歴などをまとめ、自分の行っている問診・検査・施療内容を振り返り考察することで新しい発見が、見えてくるように思います。このような、日々の積み重ねにより、論文発表の内容が構築されていきます。 近年、色々な手技療法のテクニックセミナーが開催されています。会場では、上手くできたと感じても実際臨床を行っていく中で、難しくてできなかったと実感した人もいるでしょう。形式ではなくその理論を知り、それを自己流に作り上げることにより、使えるテクニック、有効なテクニックになるのではないかと思います。つまり「考える力」を養うということです。 本学会では8月21日に名古屋でCDF(カイロプラクティック・ディスカッション・フォーラム)を開催いたします。これは先ほど書きましたように、日々の臨床において疑問を抱いている方が私同様におられると思います。そのような方々が大勢集まって全員参加型のディスカッションを行おうという企画です。前半は「頸椎操作の安全性と可能性」としまして、これは近年頸椎操作による事故が起こり、世間からカイロプラクティックの手技に対して、安全性の不安が高まっている可能性があるからです。そこで頸椎操作のスペシャリストである、荒川恵史先生と木村功先生に登壇して頂いて、持論を述べてもらいます。後半は「老人の腰痛」と題しまして、伊澤勝典先生と荒木寛志がお互いの哲学・理論・リスクマネジメント・技術など日頃の臨床風景を披露しながら臨床ディスカッションという今までにない企画となっております。一人では解決しないことも仲間がいれば、解決することもあると思います。CDFに多くの方々のご参加を心より、お待ちしております。 詳しくは学会HPをご覧ください。(当学会ホームページは「JSCCカイロ」で検索できます)学術活動の重要性②日本カイロプラクティック徒手医学会 荒 木 寛 志          理 事ティックティックククククククククククィッッィテテプラクテプラクテクククククククララプラプカイロプカイロププロロロロロイイイイカイイカカカカ本カ本カ本カ本カ本本本本本本日本日本日日日日日日日ククィッィッティテククララロプロプ本カイ本カイ日本カイ日学学学学学学学学学学医学学医医医手手手徒手徒手手手手手手徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒徒手医学徒手医学会会会会会会会会会会信信信信通信通信通通通通通通通通通信通信日本カイロプラクティック徒手医学会通信vol.2荒木 寛志 私は、施術直後の症状改善はどうでもいいと普段から考えています。 顧客に「先生!すごく楽になりました。有難うございます。1回でこんなによくなるなんて信じられない!」と言われたら、「それはよかったですね。でも、施術直後の改善は、あまり意味がないからどうでもいいんですよ。大切なのは、次に来店されたとき、症状がどのくらい軽減されているのか、もっと重要なことは、私の見解上でどのくらい改善しているかです。よほど変なことをしない限り、施術直後はその刺激によって、脳がごまかされ、痛みが軽減されたり、楽になったような感覚がありますが、これと本当に良くなることは全く違います。お風呂に入ると楽になる、温めると痛みが軽減されるなどの経験ありませんか。でも、そのまま良くなったということは、ほとんどないと思いますよ。また直ぐに痛くなる可能性があるでしょう。だから、施術直後の改善には、あてになりません。」と答えます。さらに畳み掛けるように、「極端に言えば、施術直後に痛みが増しても、あるいは症状が強くなっても、長期的に良くなっていく方が良い施術です。目先のことに一喜一憂しないようにしてください。」と付け加えます。顧客によっては、「そ〜かな〜?」と納得しない顔をする方もいれば、「そ〜だったんだ!」と感心したような顔をする方もいます。ということで、施術直後に「どうですか?痛みは軽減されましたか?」などという野暮な質問はしません(笑)。  こういうことを顧客に言う目的は、人間の心身はインスタントなものではないことと、じっくり腰を据えて自らの生活習慣を見直し、本当の改善を目指す心構えを持って欲しいからです。施術直後の症状改善はどうでもいい施術直後の症状改善はどうでもいい蔀   祐 司Vol.11日本カイロプラクティックカレッジ卒業豪州公立マードック大学卒 Bachelor of Health Sciences in Chiropractic横浜天王町カイロプラクティック院長1993-2007年 日本カイロプラクティックカレッジ講師1994年    日本カイロプラクティックセンター天王町       (現横浜天王町カイロプラクティック)を開院2006年    徒手医学の可能性を追求するため応用身体運動学研究所を設立蔀 祐司(しとみ ゆうじ)プロフィールに器質的な変化は認められないという点に共通性を見出すことができる。 IBSによる下痢・便秘が一般的な下痢・便秘と異なる点で特筆すべきは、IBSの主な原因はストレスによる疾患だということ。一部の研究では、患者の精神疾患がしばしばIBSの診断に先行するという報告もあり、この病気の心因性の側面が強調されている。多くの場合、下痢・便秘の症状に腹痛、腹部膨満感、ガス症状、何となくお腹が気持ち悪いというような不定愁訴的な症状を伴う。排便によってその症状が和らぐこともIBSによる下痢・便秘と見極める症状となる。 その他IBS患者の特徴として●体重が減らない発熱しない●直腸潰瘍・直腸出血はない 皆さんは過敏性腸症候群(IBS)という病気をご存知だろうか?20〜30年前には、あまり診断を下されることがなかった消化器系の病気である。社会生活の多様化に伴い、ストレスに起因するうつ病などの〝心の病気〞が多発しているが、このIBSもそういった心の病気の一つだといわれている。私がアメリカで研修医をしていたころ、ローテーションで回った胃腸科のクリニックでは、患者の6割がIBSとの診断を受けていた。 ではIBSとはいったいどんな病気なのだろうか?その病気はストレスなど精神的重圧に起因し、慢性的に下痢と便秘を繰り返す疾患である。その特徴としては、癌や潰瘍のように患部には病理学的変化は見られないという点である。オステオパシーには、その治療の対象となる病変に〝体制機能障害(Somatic Dysfunction:SD)〞と呼ぶものがあるが、IBSは言ってみれば、消化器系の〝機能障害〞なのである。SDは体性の、つまり筋骨格系の組織には骨折や腱、靭帯の断裂のような器質的な異常が見られないにもかかわらず、その機能に異常をきたしている状態の事を指す。IBSも下痢と便秘が起きる際に、大腸の働きに異常はあっても、大腸自体の組織IBS(過敏性腸症候群)に関して●貧血はない●大腸がんの前駆とは言えない 10〜30代の若い世代に多く見られ、通勤・通学の電車の中で急に便意を催すことが度重なり、学校や職場へ行くことを控えるようになって、不登校や引きこもりとなる場合もある。 一般的に潰瘍性大腸炎、大腸癌、クローン病などの器質的胃腸疾患が診察の際に見つからないと、IBSと安易に診断を下してしまう傾向にあり、実際のIBSより水増しされたIBSの患者が存在しているものと思われる。(続く)

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