カイロタイムズ105
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(7)2016年5月16日発行 カイロタイムズ 105号 前回の「ラブレターのようにチラシを作成しよう」の寄稿は思った以上に反響があり、「愛を込めて作ったら反応が倍増しました」「言われるままにチラシをやってみたら一気に新患が増えました」などのメッセージを頂いた。たった100枚で2名集客したツワモノもいた。 それとは逆に「チラシはお金がかかるから」「インターネットの方が安いから」チラシはあまりやってません!という先生に出会うことがある。そんな声もあるので今回はそもそもチラシをやるべきかどうか、という内容について考えてみよう。もともと私はオンラインもオフラインも両方やるべきだというスタンスを取っているが、今回はそれを抜きにしてこの件を再度検証してみることとする。 チラシを敬遠する人の多くはコストを気にしている。前述の「お金がかかるから」「インターネットの方が安いから」などが代表的なものだ。「広告費をかけずに集客したい」という気持ちは分からなくはない。まずはお金をかけずに出来ることからやっていく、という考えも悪くない。特に開業当初はまだまだ来院数にも余裕があり、自分の時間も使えるだろう。 しかし患者さんの数も増え、ファンも定着して経営的にある程度うまく回ってきているのに、広告費をかけないというのはどうだろうか。ご存じの通り、この日本は拡大再生産が求められる税制でもあり、利益になった分は再投資しなければ税金が課税される。課税を回避する節税にも限度がある。となると広告をしたり設備投資をしたりしなければならない。 もちろん常に予約がいっぱいでもう患者さんを受け入れられない!という状態ではチラシはやるべきではないだろう。その場合は人員や施術台を増やして受入れ体制を整える方が先だ。そうでなければ、チラシはするべき、という結論となる。 チラシなんてやらなくても集客はできる!と言っている先生は、チラシをやればもっと集客できるだろう。チラシなんてやっても効果がない!と言っている先生は、単に効果が出るまでやっていないということだろう。(次号に続く)チラシでの集客③vol.11vol.11井元 雄一PhD 今回は痛みはなく、長年にわたる体の神経系(求心路と中枢の協調運動)が機能的に影響していた症例である。 65歳男性。2週間前頃から腰が不安定、起床時や椅子坐から立ち上がる時に、腰が伸びなくなる。前かがみになる際に一瞬、力が抜けるような動きとなり前屈が出来ない状態。右長母趾伸筋評価MMT1、MRI検査報告書は腰椎側弯、変形性腰椎症の疑い、L2/3、L5/S1椎間板ヘルニア、線維輪膨隆による脊柱管狭窄症の疑い(MRI報告書を記載) 1年前に退職後、肝臓の血腫で入院、現在は治癒、半年前に歩道の段差に躓き、転倒し右小指骨折治癒後、右小指PIPの伸展、屈曲の後遺障害。身長172センチ、体重78キロ、元々、ラクビーなどで鍛えた中胚葉型の体型である。病態把握(評価)では前屈姿勢の際に見られる屈曲運動制限が過剰後弯となり、弾力性の消失。また、傍脊柱起立筋、腰方形筋、腸腰筋の過緊張。15年前に右下肢に坐骨神経痛を発症、治癒後から右長母趾伸筋の筋力低下があり長期にわたる神経機構の問題が考えられる。 以上のことから、当初の治療計画は、腰の不安定、腰が伸びない状態を、カイロプラクティック、鍼の併用で治療。1回目から治療直後効果はあるが、一時的な緩和であり、次の日の来院では、腰部筋肉群の過緊張が強く症状も同じである。その後、合計5回の治療を行うが改善はなく、再評価をする。 治療直後効果はあるので、筋緊張の緩和、直立姿勢筋を維持する固有感覚受容器(筋紡錘、ゴルジの腱器官、関節の受容器、前庭迷路受容器)の刺激により引き起こされる固有反射を起こさせるトレーニングを追加する。 その方法は『Rehabilitation of the Spine』P515〜516に紹介されている、安価のバランスボードのトレーニングである。その後、2週間毎日、電療干渉波10分、マッサージ10分、バランスボード5分を2〜3回繰り返しトレーニングを行い、初めはバランスボードに直立と静止から、段々と負荷を強くする。患者自身も段々とバランスが良くなっていることが実感でき、現在は1週間に2〜3回の来院で70%の主訴の改善が見られる。来院をしてからおよそ1カ月半で現在は日常生活に支障がなくなった。固有感覚受容器への刺激で症状改善固有感覚受容器への刺激で症状改善市 原 資 修 BHScVol.10三井式温熱治療器〒286-0201 千葉県富里市日吉台3-36-1TEL:0476-37-8771 FAX:0476-37-8774http://www.mitsui-onnetsu.co.jp/(MI-02 MI-03)「温める」「ゆるめる」「刺激する」さらに「きれいに」手軽にできる温熱器①疲労回復 ②血行を良くする ③筋肉の疲れをとる ④筋肉のこりをほぐす⑤神経痛、筋肉痛の痛みの緩解 ⑥胃腸の働きを活発にする三井式温熱治療器の効能効果特 長かんたん操作で使いやすく、安心●大きなヘッド部分発熱板表面にはセラミックコーティングがしてあり、そこから放射される遠赤外線が効率よく体を温めていきます。●温度設定が簡単なコントロールパネル身体の状態に合わせ、5段階の中から温度設定が選べます。残り時間も表示され、1時間が経つと自動的に電源が切れます。●軽量で手になじみやすいグリップ部分は、片手でも楽に動かせます。緩やかなカーブがついて、背中や腰など背部にもあてやすい形状となっています。※医療機器認証番号 22100BZX01108000 皮膚の一番表面には熱刺激を受け取る感覚器官があり、熱さという情報を脳に伝えています。身体に冷え、こり、痛みといった症状がある部位は、特に熱く感じ、その熱さは瞬時に神経経路をたどり脳に伝達されます。 施療により熱さが緩和すれば、冷え、こり、痛みといった症状も緩和します。 この熱感覚の差異を適確にとらえて熱を用いて刺激するのが三井温熱療法です。三井温熱療法 あんしん1 あんしん2 あんしん3三井温熱療法を体験してみませんか?三井温熱療法 無料体験三井温熱療法に興味があり、将来サロン・治療院で導入したいとお考えの方平日 14時~17時  体験時間 30分程度 要予約三井温熱日本橋セミナールーム東京都中央区日本橋横山町3-8        オーヒロローズハイツ1101☎0476-37-8771Eメール murakami@mitsui-onnetsu.co.jp対 象要 項場 所予 約三井式温熱治療器(MI-02) 82,080円(税込)三井式温熱治療器(MI-03) 85,320円(税込)ができるのです。次回はその具体例などもご紹介したいと思います。 波動という言葉は日常生活でも普通に使われるようになりました。例えば、あのお店は波動がいいとか、悪いとか。 波動とは物理学の用語であり、「空間のある一点に生じた物理的変化が波のうねりのように周囲に広がっていく現象」と解説されていますが、何だか分かりにくいですよね。そこで、私は講演会で参加者の皆さんに「波動を見たことがありますか?」と聞くことがあります。これまで、約5万人の方が私の講演をお聴きくださいましたが、この質問に正解をされたのはたったお二人だけでした。 池の中に石ころを投げ込むと水面に波紋が広がって行きますが、あれが目で確認できる波動の一つです。空気中でも目には見えませんが、同じような現象が当たり前のように起こっているわけです。 物理学者はすべての物質は振動していて、それぞれに固有の振動数(周波数)を持っていると説いています。そしてまた、すべての物質はエネルギー体でもあると言っています。19世紀、アメリカ、イエール大学の解剖学の教授、ハロルド・サクストン・バー博士は、著書『生命場の科学』の中で、「人間は物質体であると同時にエネルギー体でもある」と言っています。 私自身、波動療法に取り組んで今年で22年になります。前述した通り、すべての物質は固有の振動数(周波数)を持っているということは、人の胃や腸、肝臓、腎臓などの臓器や神経系、感覚器、あるいは遺伝子レベルに至るまで固有の振動数を持っているということになります。波動療法は物理学と医学が融合したもので、身体の不調とは、正常な固有の振動数のゆがみや乱れから生じるものだと解釈をしています。 私は現在、ロシアが国家プロジェクトを立ち上げて、宇宙飛行士と軍人の健康管理を目的に作った「ニュースキャンSWⅡ」という波動機器を使ってセラピーをやっています。特殊ヘッドフォンを耳に装着するだけで、モニターに表示される解剖標本を使って健康状態を視覚的にリサーチし、さらに固有の振動数が乱れていると評価された部位に正しい振動数を共鳴させ、セラピー田中 凡巳 博士Vol.1Vol.1補完医療と波動療法田 中 凡 巳 博士新連載波動療法とは1953年佐賀市生まれ。心療内科の生みの親、九州大学医学部名誉教授、池見酉次郎博士に師事し、心身医学、大脳生理学、東洋医学を学ぶ。某整形外科病院の講師を経て、全国各地で講演活動を実施している。知的所有権5件を持つ発明家でもある。医学博士NPO法人バイオフィールド医学研究会 会長三井温熱株式会社顧問JOYコミュニケーションズ株式会社顧問株式会社トントゥシステム講師田中 凡巳(たなか つねみ)博士          プロフィールができるのです。次回はその具体例などもご紹介したいと思います。ニュースキャンSWⅡ

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