カイロタイムズ100号
7/8

(7)2015年2月1日発行 カイロタイムズ 100号リピート率は初診で決まる!PCC治療家塾開講中!PCC治療家塾開講中!治療家通信塾も申込受付中治療家通信塾も申込受付中 治療院経営にとって、初診時の対応はリピートにつなげるとても大切な時間です。 それを再診時と同じような、いつも通りの治療対応をしていたらリピート率はいつまでも上がりません。初診には初診のやり方があるのです。●初診で心を掴む5つの絶対条件 ●初診患者さんの気持ちと最大のニーズ●印象の心理 ●初診患者さんへの接し方 ●距離の法則 ●初診患者さんに治療の前に必ずすべきこと ●治療家の盲点 ●AIDMAの法則●販売心理法則を治療に導入する ●魔法の言葉 ●セルガルニンクの法則●患者さんとの相性で片付けるな、相性とは●●●である ●誘導のスキル●YES-SET ●次回の予約をするかどうかを見極める方法 ●次の来院タイミングを正確に解る方法●初診対応に適した治療体系を作らなければ初診患者さんが2回目、5回目と来ることはない。 14,500円(税抜)院内研修で使える。リピート率がグンと上がる。車やipodで聞いてみてください。CD80分注文はサイトから http://e-pcc.jpPCC治療家塾 治療院経営 検索誰でも参加OK!年間3万円で、 自宅で学習できる通信教育システム東京池袋にて 年8回開講 4刷決定 今回はとても質問の多い、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)についてお伝えしようと思う。SNSと言えば、今はTwitterやFacebook(FB)がメジャーなので、使っている方も多いだろう。ただ残念なことに、事業にうまく活かせている人はあまりいないように思う。 かつてはmixiを始め、たくさんの種類があったが、淘汰されて随分と減った。今や時代が変わり、ソーシャル全盛期だ。従来の、看板やチラシ、口コミなどのオフライン集客も捨ててはならないが、並行してSNSを活用していって欲しい。 その理由は、顧客(患者さん)が治療院を探すときの行動が変化してきたからだ。以前は、消費者の購買活動の順序は「AIDAの法則」と呼ばれ、Attention(認知・注意)↓Interest(興味・関心)↓Desire(欲望)↓Action(行動)だった。だからチラシやホームページもこの流れで作るように、私も皆さんに教えてきた。ところが現在は「AISASの法則」と言われるAttention(認知・注意)↓Interest(興味・関心)↓Search(検索)↓Action(行動)↓Share(共有)という順番で購買活動が行われ、さらに最後のShareが他の見込み客のAttentionにつながるという循環になっている。つまり、消費者は自分の欲望や判断だけではなく、体験者の評判や院スタッフの人柄なども併せて評価をして、やっと来院を決める時代になってきたのだ。このために有効なのがSNSとなるわけだ。 FBもTwitterも利用者人口はとても多い。電車で目に入る乗客の手元のスマホは、緑色の画面(LINE)か青い画面(FB)ばかりだ。ただし、使い方を誤るとなんの効果も生まない暇つぶしツール、もっと言えば、先生方の時間を奪う害にしかならない。もちろんやっていて楽しいのは良いのだが、今はFB中毒なるものも登場し、「いいね」やコメントがつかないと不安になったり、延々と何時間もFBの画面とにらめっこしたりといった人も出ている。ではどうすればいいのか、それについては、10月にアメリカで始まった新型SNS「tsu」の情報などとあわせ、次回お話ししようと思う。SNSの活用ない、とされてきた。 しかし、P.F.ドラッカーは、「世界で初めてマーケティングを実践したのは、日本の三越百貨店の前身である越後屋である」と紹介している。今から350年以上前のことになる。 「マーケティングは、日本で1650年頃、三井家の始祖、三井高利が、商人として東京に定住して、最初の百貨店とでもいえるものを開業した時に発明された。彼は、①顧客のための仕入係「バイ マーケティングは、1929年のウォール街の株の大暴落に始まる大恐慌により、それまで順調だった販売が深刻な不況に陥ったことが原因で始まった。従来の売り手本位の考え方(プロダクトアウト)が反省され、芽生えたのが、顧客志向のマーケティング(マーケットイン)という考え方だ。マーケティングの歴史 日本にマーケティングが紹介されたのは、戦後のことなので、米国の半分の歴史しかヤー」であること②顧客にとって当を得た製品を設計し、その製造元を開発すること③「異議を唱えないで、返金いたします」という原則④ある職種とか製品種目、製法に絞るよりも、広く製品を取りそろえて提供する、というように、シアーズ・ローバックの基本方針よりも優に250年も先んじていた。」(P.F.ドラッカー『マネジメント』より)世界初のマーケティングは日本の越後屋から 「現銀 無掛値」(現金掛け値なし)という表現に、同店の商法が集約されている。従来の呉服店の商法は、「掛売り掛値あり」だった。商品は店の奥にしまわれ、特定の客が来ると、初めて奥から取り出し、客の顔を窺いながら、値付けをするという売り方だった。 越後屋は、店頭に現金正札をつけた商品をずらりと並べた。しかも劇的に安い価格だった。「現金掛け値なし」その上、「返品自由」。 従来の売り手の都合による商法ではなく、買い手のニーズをしっかり押さえた商法で、顧客は越後屋に殺到した。越後屋の「マーケティング」商売は、当時において、まさに革命だった。マーケティングは日本から治療院経営の勘所vol.7株式会社福田総合研究所 福 田   徹越後屋の当時の看板 2014年11月22日〜24日の日程で、国際スポーツカイロプラクティックプロフェッショナル認定(ICCSP)取得セミナーの第4回(全7回)が行われました。毎回海外から経験豊かなスポーツカイロプラクターを招いて講義が行われますが、今回は、国際スポーツカイロプラクティック連盟(FICS)の会長が初来日しました。普段はICCSPでは講義を行わないとのことでしたが、日本でのセミナーはFICSにとっても意義があるという理由により特別に来日して頂けることとなりました。 FICSのアジア代表に就任した時、FICSと日本スポーツカイロプラクティック連盟(JFOCS)の両団体から「日本でICCSPプログラムを行いたい。」と言われました。両団体が希望しているのだから実現させるのは簡単だろうと思いましたが、予想以上に大変で、開催に至るまでは様々な問題をクリアしなければなりませんでした。中でも最大の問題は受講資格でした。 というのは、FICSが定めるICCSP受講資格「大洋州カイロプラクティック教育審議会(CCEA)に認定されているプログラム卒、またはCCEAに認定されているプログラムと提携している学位のあるカイロプラクティック標準化コース(CSC)プログラム卒のみ」と、日本カイロプラクターズ協会(JAC)の定める日本国内でのカイロプラクティック基準「WHOガイドライン基準を満たしているとJACが承認した暫定プログラム卒以上」は一致していなかったのです。これにより、日本ではカイロプラクターとしてJACに承認されているのに、プログラムを受講できない人たちがいました。 国によってはFICSの設定が適切でないと思われる場合があるかもしれませんが、世界的にみるとカイロプラクティックが法制化されてない国もたくさんあり、各国の教育プログラムを一つ一つ査定することはできないため、FICSとしては全世界共通の受講資格を設定しているのです。 JFOCSとJACから何度もFICSへ意見書が送られ、結果、今回は、両者の基準を折衷した受講条件とすることで合意しました。 世界では、ロンドンオリンピックでカイロプラクターが初めてポリクリニック(診療所)に入り、理学療法士、オステオパシー、スポーツマッサージ師らと一緒に選手達の施術を行いました。ワールドゲームでも施術を受けてもらうことにより、カイロプラクティックの認知度が低い国でも選手や地元のボランティアの人たちから評価を受けました。2016年にはブラジルでオリンピックが行われます。カイロプラクターがロンドンと同じように参加できるかは決定してはいませんが、可能性は十分あると思います。 2020年の東京でカイロプラクターが参加できるかどうかは、日本人カイロプラクターたちの今後数年間の地道な働きに掛かっています。ICCSPプログラムは2015年の9月に終了します。試験に合格し、実習など全過程を修了すると資格が発行されます。このプログラムで学んだことを実際にスポーツ大会の現場に出てカイロプラクティックをアピールすることが良い流れになると思います。そのためにまず、残りのICCSPを充実させるべく、精いっぱい頑張りたいと思います。国際スポーツカイロプラクティック連盟会長初来日時代を創るカイロプラクター伊佐 和敏 DCイサスポーツカイロプラクティック代表2003年 カリフォルニア州立大学ノースリッジ校卒業2005年 クリーブランドカイロプラクティックカレッジロサンゼルス校卒業2012年 国際スポーツカイロプラクティック連盟アジア代表就任伊佐 和敏(いさ かずとし)     DC, ICCSP, ATC プロフィール

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です